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実技講座
「粘土で挑戦・実物大カレーの市民の彫刻」報告


10月28日、29日・11月4、5日

カレーの市民のブロンズ像を、粘土で実物と同じ大きさに作る講座が行われた。幅広い年齢層から男女21名が集まり、彫刻家の石上和弘氏・高杉憲央氏の指導のもと制作を開始した。
下山学芸部長の解説を受けた後、2組に分かれそれぞれが取り組む像が選ばれた(ピエール・ド・ヴィッサンとジャン・デール)。入念なデッサンと計測を何度も繰り返し、前半の2日間で骨組みを組み上げ、後半2日間は肉付け、部分の石膏取り、感想会、片付けが行われた。
感想会では、「ブロンズ像の制作過程が良く理解できた。」「粘土で作ることの楽しさを知った。」「カレーの市民に込められた感情表現や時代背景を知ることが出来た。」「チームで作ることの面白さ、難しさが体験できた。」など様々な意見がだされた。
「どこまでロダンに近づけるだろう。」そんな不安が、講師や参加者にもあったにちがいない。しかし、日程を重ねるごとに参加意欲の高まりが感じられ、作っては壊し付けては削りを繰り返しその精度を高めていった。その探究心はタイトルどおり挑戦者のものであった。

(当館主査 柏原幸泰)

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