「粘土のワークショップ−学校のためのプログラム−」報告
実技室にあるあの歓声がまだ残っているようだ。今年で2年目になる「粘土のワークショップ」に、7校、30クラス、約1000人の小学3〜5年生が参加し、連日子どもたちの元気な声が実技室に響いた。 「さあ、一人ずつ粘土を持って部屋一杯に広がろう。」この掛け声を「待ってました」とばかりに粘土に飛びついて、子どもたちと粘土のふれあいが始まった。「つめたい」「きもちいい」「おもい」「はがれない」自然に子どもたちの口から感想がもれて来る。粘土と体当たりで接していくうちに粘土の扱い方がどんどん大胆になり、いろいろな形が次々と生まれてゆく。班で協力し、クラスが団結し、見る見るうちに粘土で部屋がうまっていった。そんな子どもたちだから、後片付けもとても気持ちよくやってくれた。 さて、子どもたちのパワーに比例して、使用する粘土も大量になった。今回、ボランティアさんの協力を得て何とか対処することが出来た。12日間という長丁場の事業であったので、その力は大きな助けとなった。
(当館主査 柏原幸泰)
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