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線のリズム ロダンのようにクロッキーしよう
 「クロッキー」一般の方にはあまり聞き慣れない言葉です。短時間でする写生のこと(素描)で、日本では写生をスケッチ、略画・速写画をクロッキーと言います。当館で行われたバレエ公演にあわせ、踊るモデルを観察して、その瞬間の動きをロダンのようにクロッキーする実技講座を開催しました(9月20日、27日)。
 人間がカメラのように瞬問の動きを捉えることは、非常に高度なテクニックと経験が必要です。実技講座では動きのない人物、彫像を短時問でデッサンする訓練から始めました。そして、リハーサル中のバレエダンサーを前にしてのレッスンを経て本番に臨みました。
 鍛錬を重ねたバレエダンサーの体は美しく、それに魅せられた参加者は普段の生活にはない緊張感を味わいながら、夢中で一人約100枚の作品を描きました。気に入った作品にはロダンのように着彩をほどこし記念の一枚としました。
(当館主査 柏原幸泰)

ロダン体燥をしよう!! 静岡New Art展・高橋唐子ワークショップ
 
《カレーの市民》のポーズで体操。右手前が高橋唐子氏。
 9月13日、14日、ワークショップ「ロダン体操をしよう」が開催されました。これは県立美術館の連続企画、静岡NewArt「わたしの居場所」展の一環で、静岡出身の若手作家・高橋唐子さんが創作した体操を行うものです。ロダン彫刻のポーズをヒントに、しずおか賛歌「富士よ夢よ友よ」(歌:島田歌穂)の音楽にあわせて、ロダン館のなかで参加者みんなが体操しました。体を使ってロダン彫刻を学び、軽い運動にもなり、しかも郷土を愛する気持ちも湧く、「一石三鳥」の楽しい企画でした。
(当館学芸員 堀切正人)

ロダン彫刻の見方 ロダンの彫刻をまねしよう!
 《考える人》は誰でも知っていますが、でも、実際にそれがどのようなポーズをしているのか、意外と知らないものです。例えば、ほおづえをついているのは右手か左手か、その手のひじは、どこについているのか等々。10月26日に行われたこの解説会は、ロダン彫刻のポーズを真似しながら、ロダンの制作意図を探ろうとする、体感型レクチャーでした。
(当館学芸員 堀切正人)


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