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「夏休み子どもワークショップ」鑑賞を楽しむ2つのプログラム
(7/25〜8/8)
 今年の夏休み子どもワークショップは、収蔵品展「ようこそ現代美術へーアメリカの夢」とドッキングさせて、展示作品を楽しんで鑑賞してもらうことに焦点を当てた、〔鑑賞プログラム〕と〔制作プログラム〕の2つのプログラムを行いました。

〔鑑賞プログラム〕は、今年5月にボランティアとして募った、静岡大学と静岡文化芸術大学の学生からなる「AFLIS」と「らくだジュース」の2グループのメンバーが企画しました。5月末から作品について勉強会を始め、ディスカッション、プレゼンテーションを重ねて内容を練り上げていきました。難しい内容を、わかりやすい言葉で伝えることの難しさと葛藤しながら作り上げた、2種類の鑑賞ガイドツアーには、期間中100名近くの子ども達が参加してくれました。企画した学生にとっては、参加した子どもたちの好奇心に満ちたまなざしや笑顔が、何よりもの収穫だったのではないでしょうか。

〔制作プログラム〕は、鑑賞と制作を並行して体験することで現代美術の作品と親しみ、理解を深めていく内容になりました。講師の川邉耕一さんと一緒に、着目点を変えながら作品を観察し、じっくり話をした上で制作をしてみます。すると、絵を見た時には分からなかったことが幾つも発見できました。子ども達も、制作後の鑑賞では、絵の見方が全く違っていたはずです。完成した作品よりも、制作過程での思考のやりとりが、価値のあるものになったのではないでしょうか。
(当館副主任 福元清志)

夏休み子どもワークショップ〔制作プログラム〕のようす
講師の川邉耕一さんと参加した子どもたち
information 
詳細については、美術館までお問い合わせください。
(Tel 054−263−5857)

●収蔵品展
「道」―絵のなかを歩く
9月22日(水)〜10月24日(日)
コロー、佐伯祐三、文晁、鉄斎など、道を描く絵の数々。この道はいつか来た道?

画家と異国―日本からのまなざし
10月26日(火)〜12月12日(日)
憧憬と共感と…。異国を見つめる日本人画家のまなざし。狩野探幽、北川民次、秋野不矩など。

ロダン館、ブリッジギャラリー
《考える人》はじめロダンの代表作と、19〜20世紀の彫刻、ロダンの素描・写真のファクシミリなどを展示
一般・大学300円(200円)、小・中・高生、70歳以上無料
※企画展をご覧になられた方は、収蔵品展・ロダン館もあわせてご覧いただけます。
※12月13日〜館内整備のため臨時休館となります。
 次期開館は1月2日〜です。

●収蔵品展
蒲原町立図書館 (無事閉幕しました)
島田市博物館  9月18日(土)〜10月17日(日)

●自由工房
実技室を皆さんのアトリエとして開放します。
申込不要 10:15〜16:15
・10月1〜3,8,9,15〜17,22,23,29日
・11月5〜7,12〜14,19〜21,23,26,27日
・12月3〜5,10,11日

●子どもたちの粘土開放日
実技室 申込不要 (1)10:15〜 (2)13:30〜
10月24日、11月28日、12月12日

●絵画ワークショップ
実技室 要申込
11月14日(日)

●版画入門
実技室 要申込
11月20日(土)、21日(日)


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