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開館20周年を迎えて

県立美術館は4月に開館20周年を迎えます。多くの皆様に支えられてここまでまいりました。また、ボランティアの皆様、友の会の皆様には、開館当初からとともに歩み育んでいただきましたことを改めて感謝申し上げます。
  この4月末には入館者400万人を達成いたします。20周年を祝うのに相応しいメモリアルイベントになるものと喜んでおります。400万人目となる幸運な人は、4月15日からの「大河ドラマ『功名が辻』特別展〜山内一豊とその妻」を観ていただく人になると思います。このアマリリスの愛読者の貴方!が幸運を射止めてください。

「この辺、もうちょっと工夫してみてはどうかね」



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20周年記念事業を一部紹介します
  6月から9月にかけて「コレクション20年の熱情T」「同U」と連続する企画展を開催し、20年かけて収集したコレクションを一挙に見てもらいます。
  前半「T」は、風景画のコレクションで知られる当館の名品を、後半「U」は、江戸絵画から現代アートまでを、これまでとは違う見方で新たな発見をしてもらいます。この機会に自分の逸品を探してください。
  7月には、この「コレクション20年の熱情T」の開会式に併せて20周年記念式典を開催する予定です。多くの皆様にご出席いただければ幸いです。
  来年3月には、パリ・ロダン美術館のロダン作品を一挙に公開する「パリ・ロダン美術館展」(仮称)を開催します。大理石、石膏などの日本初公開の作品が数多く海を渡ってこの静岡にまいります。これはロダン館開館に尽力した故下山肇前館長がことのほか力をいれて実現することができた日本唯一のロダン館を持つ当館ならではの企画です。ご期待ください。
  また、20年という節目に新たなスタートをするため、「進化する静岡県立美術館〜もっとアートを、もっとよろこびを〜」とするキャッチコピーを作りました。県民の皆様の求めるものに向かって日々進化していこうとする県立美術館からのメッセージです。
  これからポスター、チラシ、パンフなど様々な形で使ってまいりますが、「おっ!県立美術館が変わったかな?これまでとちがうな?」と思ってもらえるとうれしいのですが…
  県立美術館は、これまでの20年の歴史を大切にしながら、これからも県民の皆様とともに進化し続け、県民のくらし満足度日本一の達成を目指します。

(当館副館長 渡井寿久)




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