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《広報サポーター活躍》

 県立美術館では昨年より、美術館を広報面からサポートしていただく「広報サポーター」を募集しています。現在も募集中ですが、これまで80名以上の方が登録され各地で活躍されています。展覧会ごとに美術館から送られるチラシなどの材料をもとに、身近な方々の間にその情報を広めていただこうというもので、やはり口コミが一番という、入館者増加対策の一環としてそもそも導入されました。
 サポーターの顔ぶれは多彩で、主婦、会社員をはじめ、教員、短大講師、学生、理容師、パソコンインストラクター、自営業など。年齢幅も広く、特に20〜30代の若い方が多いのが特徴です。お住まいも静岡・清水を中心に、沼津・富士宮などの県東部から、浜松・袋井など県西部までの広がりをもっています。

 また、募集時に書いてもらった「応募理由」は興味深いものがありました。

「美術鑑賞が好きなので、その楽しさを広める活動にぜひ参加してみたいと思っています。地域に密着した広報活動の方法はすばらしいと思います。県立美術館の催しはいつも楽しく、訪れる人々も多いようですが、ますます盛り上げていきたいです。」(30歳代・主婦)

「中学生に美術科授業を通して鑑賞させることはなかなか難しい。そこで日常興味の持てる環境づくりをしていきたいと考えます。」(60歳代・教諭)

「仕事で広報誌の編集をしております。広報誌(職場内報)で、イベントなどを紹介しているページがあり、貴美術館の展示会のお知らせも掲載させていただければと思い…。」(20歳代・団体職員)

 など、これまでの美術との関わりや応募動機、広報対象はまちまちですが、美術を介して新しいネットワークが広がっていく――。そんな可能性が感じられる「広報サポーター」です。今後、美術館ではこうした観覧者とのコミュニケーションをなお一層大切にしていきたいと考えています。


(当館主任学芸員 飯田 真)

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