本展覧会、開催してから2週間と少々、過ぎました。もう、ご覧いただきましたでしょうか?
色々と見どころはあるのですが、会場に入った方々の目をまず驚かせているのは、第2章「彫像ギャラリー」です。
本展出品作品の所蔵館であるトリノ・エジプト博物館は、2006年のオリンピック開催に合わせ、米アカデミー賞受賞美術監督のダンテ・フェレッティを招き、鏡と照明を巧みに組み合わせた演出を行ないました。評判を呼んだこのコーナーが「彫像ギャラリー」なのですが、本展では県立美術館会場でも同様の演出を取り入れ、皆さんのご好評をいただいています。
また、やはり気になるのはミイラでしょう。第5章「再生への扉」では、《子供のミイラ》《ハルワの棺とミイラ》をご覧いただきます。葬られていたハルワという人物の生前の面影も、イタリア警察犯罪課による復元でご覧下さい。
世界でも屈指のエジプト美術コレクションをご紹介するこの展覧会、まだ観ていないとおっしゃる方、平日の夕方は比較的空いていますし、毎週土曜日は午後8時まで開館していますから、お勧めですよ。
(当館上席学芸員 新田建史)
《子供のミイラ》
プトレマイオス時代 前332〜前30年
トリノ・エジプト博物館蔵
観覧料 |
一般 1,200円(1,000円) 高校生・大学生・70歳以上600円(500円) ※ ()内は20名以上の団体料金 中学生以下無料 |
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開館時間 |
10:00〜17:30(土曜日は20:00まで開館) 展示室への入室は閉館の30分前まで |
関連イベント |
「出張」講演会&実技講座(無料、申込不要) 7月3日(土) 富士市、富士北まちづくりセンター(0545-64-0099) 多目的室・第1研修室 13:30〜15:00 7月24日(土) 磐田市、南御厨公民館(0538-35-0982) 視聴覚室・体育館 13:30〜15:00 8月7日(土) 藤枝市、青島北公民館(054-645-2300) 学習室1・工芸室 13:30〜15:00 【内容】 ・講演会「トリノ・エジプト展を観る!」 講師:新田建史(当館上席学芸員) ※各会場とも当日先着順約50名 ・こどものための実技講座 「エジプト古代文字を石に彫る!」 講師:鈴木雅道(当館実技室主査) ※各会場とも約30席、出入自由 |
展覧会オフィシャルサイト |
http://www.torino-egypt.com スタッフによるブログがあります! 展覧会場や駐車場の混雑状況、展示の様子や、イベントの情報等、随時お伝えしています。 |
※会期中、駐車場は、大変混み合います。なるべく公共交通機関をお使い下さい。