コレクション風景の交響楽(シンフォニー)

世界の動向と日本

女性の作家たち

20世紀前半に世界中を巻き込んだ二つの大戦を契機に、数多くの芸術家が新たな活動の場を求めて、故郷を離れ海を渡った。大戦間にヨーロッパで醸成されたモダンアートは、人の移動を介してアメリカや日本にも伝播し、異なる土地と風土のなかで独自の変容をみせ、各地で個性豊かな戦後の美術を花開かせた。時期を同じくして、女性の作家がめざましい活躍をみせ、時代や自らを取り囲む環境の変化に柔軟に対応しながら大胆な創作活動を行った。

20歳代後半の意欲作

ジョアン・ミッチェル 《湖》

モノトーンが生む微細なコントラスト

宮脇愛子 《作品12》

風通しのいい彫刻

宮脇愛子 《作品》

増殖する網

草間彌生 《無題》

無機質な画面に潜む情熱

田中敦子 《1985A》

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