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百年前の日本の風景
吉田博 展


-水彩画、油彩画、木版画、スケッチなど-
平成14年9月14日(土)〜10月20日(日)
吉田博《荒沢(日光)》
明治30−32年 紙、水彩
静岡県立美術館蔵
今から百年前の日本の風景を想い浮かべてみましょう。 街道沿いの藁葺き屋根の家や山間を流れる清らかな川、前人未踏の深山幽谷。吉田博は、明治27年上京し、小山正太郎が主宰する画塾不同舎に入門。日本の風景を描くため、鉛筆と画板をかかえて、朝はまだ暗いうちに出発し、日が暮れるまで、現在の東京近郊を中心として、日光、富士山頂など各地を旅しました。彼が描く鉛筆写生は、素早く正確な輪郭線とわずかな陰影とによって建物や山々などの対象を捉えており、「あるがままの風景」を描いたものとして近代絵画史上、たいへん重要な役割を果たしました。また、こうした吉田の鉛筆写生は、水彩画、油彩画、木版画の制作にも通じるところがあります。百年前に描かれた、今はなき日本の風景を懐かしみ、その魅力を再発見してみてください。
学芸員による鑑賞講座
「吉田博の鉛筆写生について」
日時: 9月29日(日)  14:00〜15:30
場所: 静岡県立美術館 講座室
講師: 泰井 良(当館学芸員)

特別講演会(静岡県博物館協会主催)
「今、明治という時代を考える
          ─吉田博と太平洋画会─」
日時: 10月6日(日)  14:00〜15:30
場所: 静岡県立美術館 講堂
講師: 志賀秀孝氏(府中市美術館学芸員)

あなたのリクエストが展覧会になった
ザ・ベスト展2002


平成14年9月14日(土)〜10月20日(日)

静岡県立美術館の所蔵品から見たい作品をリクエストしていただき、その結果をもとに開催された昨年の「ザ・ベスト展2001」。おかげさまで予想外の反響を呼び、ご好評をいただきました。このとき皆さんから寄せられたたくさんのご意見は、美術館にとっての貴重な財産になっています。この財産、一度で眠らせてしまうのはもったいない、と再び計画されたのが今回の「ザ・ベスト展2002」です。昨年の結果とともに、インターネットや館内に設置したリクエスト用紙から寄せられた最新のリクエスト結果も反映させて、新たな切り口で静岡県立美術館の作品をご紹介ていきます。皆さんの一票がつくった展覧会、期待通りの人気者はもちろん、こんな隠れた名作があったのか、という新たな発見にもきっと出会えるはず。どんな顔ぶれが並んでいるか、ぜひ一度のぞいてみてください。

<主な出品作品>
1位
伊藤若冲派《樹花鳥獣図屏風》 江戸時代後期
2位
秋野不矩《廻廊》 1984
3位
秋野不矩《ウダヤギリU》 1992
6位
ターナー《パッランツァ,マッジョーレ湖》 1846-48頃
佐伯祐三《ラ・クロッシュ》 1927


出品リスト

学芸員が語るこの一点
「ポール・ゴーギャン《家畜番の少女》」
日時: 10月6日(日) 14:00〜
場所: 静岡県立美術館 講座室および展示室
講師: 村上 敬(当館学芸員)
※収蔵品展の観覧料が必要になります。

特別企画
「日本画をじかに見る」
日時: 10月18日(金)、19日(土)  14:00〜
場所: 静岡県立美術館 講座室

往復はがきにて申込が必要です

〒422-8002 静岡市谷田53-2
静岡県立美術館 学芸課
(往信面)希望日、住所、氏名、年齢、電話番号
(返信面)住所、氏名を必ずご記入ください。
※9月末日必着
※定員30名を超えた場合は抽選となります。

開館時間: 10:00〜17:30(入館は17:00まで)
夜間開館: 9月中の毎週土曜日は20:00まで開館(入場は19:30まで)
休 館 日: 毎週月曜日(月曜祝日の場合は開館、翌火曜日休館)
観 覧 料:
一般・大学生:300円(200円)
小・中・高生・70歳以上:無料
( )内は団体料金
収蔵品展、ロダン・ウイングも併せてご覧いただけます。
身体障害者手帳。療育手帳、精神障害者福祉手帳の交付を受けている方は無料。
お体の不自由な方、盲導犬をお連れの方、当館ボランティアがお手伝いしますので、どうぞお申し出下さい。
託児サービス(無料)土・日曜日及び祝日(午前10:30〜午後16:30)
主  催: 静岡県立美術館


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