美しき庭園画の世界 江戸絵画にみる現実の理想郷
- 終了
- 2017年10月21日(土)〜2017年12月10日(日)
概要
江戸時代の日本では、千を超える大名庭園がひしめく、世界でも類稀なる"庭園都市"江戸が誕生しました。大名や文人をはじめとする江戸時代の人々にとって、庭園は社交や儀礼の場、そして日常のなかで名所や憧れの地へと想いを馳せることのできる、現実の理想郷ともいうべき場所でした。庭園の美しさを絵にとどめたい、あるいは普段眼にすることができない名園を絵で見たいという人々のもとめによって、江戸時代には数多くの〈庭園画〉が描かれました。 一方、古来数々の名園が造られてきた関西においても、江戸時代には、社寺や文人の居宅の庭園、そして中国の憧れの庭園を描く作品が制作されました。 江戸時代の人々を熱狂させた庭園ブームのもと、庭園が描かれた絵のなかには、傑作と称すべき作品も少なくありません。江戸絵画史を動かすような名品も生んだ〈庭園画〉は、大名や文人たちに愛され、そして江戸時代を代表する画家たちによって描かれたのです。 本展は、江戸絵画において重要なジャンルを形成した〈庭園画〉の成立と展開を、江戸時代初期から幕末に至る絵画作品によってとらえようとする初めての展覧会です。本展では、関東と関西における庭園画の流れをご紹介し、江戸時代の庭園画の歴史を概観します。また、実景を描いた絵画と庭園画の関係に注目することで、江戸絵画史の展開のなかで庭園画をとらえ、庭園画のひろがりと魅力をご堪能いただきます。 知られざる江戸絵画のジャンル・庭園画の美しき世界を、そして、庭園画を通じて江戸絵画の風景表現の豊穣なる世界を、どうぞお楽しみください。
主な展示物
展覧会基本情報
※会期中、展示替えがあります。
開催期間 | 2017年10月21日(土)〜12月10日(日) [前期]2017年10月21日(土)〜11月12日(日) [後期]2017年11月14日(火)〜12月10日(日) |
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開館時間 | 10:00~17:30(展示室の入室は17:00まで) |
休館日 | 毎週月曜日 ※ 月曜日が祝日の場合は、翌日・火曜日休館 |
観覧料 |
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チケット販売場所 | [前売・当日券]チケットぴあ、サークルK・サンクス、セブンイレブン(Pコード:768-567)、ローソンチケット、ミニストップ(Lコード:43400)、セブンチケット、静岡県立美術館 [前売券のみ]大和文庫、戸田書店(静岡本店・江尻台店)、谷島屋(パルシェ店(9/1開店)・マークイズ静岡店)、吉見書店(竜南店)、大丸松坂屋友の会、静岡県庁本館1階売店、静岡市美術館ミュージアムショップ、グランシップ、JR草薙駅前一部店舗 |
託児サービス | 無料 日曜日・祝日のみ利用可 時間:午前10時30分~午後3時30分 対象年齢:6ヶ月以上~小学校就学前 ※お預かりできる時間は2時間以内です。ご希望が多い場合は、お断りすることもあります。 |
主催 | 静岡県立美術館 |
イベント情報
ワークショップ 巻物に描く 秋の庭園画
江戸時代の庭園画には、当時の社寺や文人の居宅の庭園、そして中国の憧れの庭園が描かれています。その中には、当時の画家が自ら庭園に足を運び、心を動かされた風景が一つの巻物におさめられているものもあります。今回の実技講座では、このような庭園画にならって、豊かな自然に囲まれた静岡県立美術館の周辺を散策し、あなたの心をとらえた景色を巻物に描きます。秋の色づく木々を楽しみながら、あなただけの巻物を描いてみませんか?
- 日時:
- 2017年10月28日(土)〜2017年10月29日(日)
- 場所:
- 静岡県立美術館 実技室
展示解説 学芸員によるフロアレクチャー
当館学芸員が展示室にて企画展「美しき庭園画の世界」の解説を行います。
- 日時:
- 2017年11月03日(金)
美術講座 美術講座「美しき庭園画の世界へのいざない」
当館学芸員による美術講座を行います。
- 日時:
- 2017年11月23日(木)
- 場所:
- 静岡県立美術館 講座室
展示解説 学芸員によるフロアミニトーク
当館学芸員が展示室にて企画展「美しき庭園画の世界」の解説を行います。
- 日時:
- 2017年11月28日(火)
展示解説 学芸員によるフロアレクチャー
当館学芸員が展示室にて企画展「美しき庭園画の世界」の解説を行います。
- 日時:
- 2017年12月03日(日)
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静岡県立美術館
総務課 TEL. 054-263-5755
学芸課 TEL. 054-263-5857