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ユベール・ロベール
《ユピテル神殿、ナポリ近郊ポッツォーロ》

1761年
39.1×42.8cm
板、油彩


 ユベール・ロベールは、「廃墟の画家」なる異名をとった、パリ生まれの風景画家である。18世紀のヨーロッパでは、考古学が一種のブームであった。古代の遺跡に佇み、ロマンティックな想いにひたるというのは、当時イタリアを訪れた旅行者にしばしば見られたお楽しみだったのである。21歳の頃、ローマに赴いたロベールもまた、画友と連れ立って遺跡を訪ね、これを写生している。この頃から後、油絵具を戸外に持ち出し、屋外で制作する「オイル・スケッチ」が多くの画家によって行なわれていくことになる。では、それはどのようなものであったのか? それは当館企画展「印象派への道 イタリアの光景1780-1850」でご覧下さい。(本号4頁に展覧会紹介があります。)
(当館学芸員 新田建史)

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■富士山の絵画 人気投票結果 〜好きな絵・ベスト10はこれだ〜
■実技室を覗いてみませんか
ニューパブリック・ミュージアム(NPM)の実現を目指して
 評価委員会「中間報告書」
■イタリアの光景1780‐1850  印象派への道
■〈彫刻〉と〈工芸〉−近代日本の技と美 ロダン館開館10周年記念
■研究ノート 「彫刻を触って鑑賞するプログラム」をめぐって
■本の窓
■「ようこそ現代美術へ―アメリカの夢」と「夏休み子どもワークショップ」


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