諸派興隆 一18世紀の江戸画壇
- 終了
- 2019年05月08日(水)〜2019年06月09日(日)
概要
18世紀の江戸画壇と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか? 近年人気の伊藤若冲をはじめ、池大雅・与謝蕪村・円山応挙といった18世紀を代表する巨匠たちは、京阪地方で活躍しました。その頃の江戸画壇といえば、一般的には浮世絵のイメージが強いでしょう。古都・京都とは異なり、文化的な歴史が浅い当時の江戸では、浮世絵師だけでなく、京都にはいないタイプのさまざまな画家が活動していました。18世紀の江戸画壇では、江戸狩野派が急速に発展した大名文化の基盤を整える一方で、庶民文化を支えた浮世絵以外にも、新しいスタイルや発想に刺激を受け、南画家、南蘋派、洋風画などの諸派が勃興し、江戸画壇の輪郭が形成されていきます。江戸狩野派と浮世絵という、二大流派の周縁に諸派が興隆した18世紀の江戸画壇の状況は、混沌としていますが、それゆえに、フレッシュな魅力にあふれています。 本展示では、18世紀に江戸画壇を牽引した江戸狩野派の作品を概観し、その絵画様式が民間画壇に影響を与えた様子をご紹介します。そして、民間画壇で活躍した諸派のなかから、18世紀末、彗星のごとく現れ、江戸画壇の領袖となった谷文晁が、自らのスタイルを確立したことによって、諸派のスタイルが収束していく画壇の状況をご覧いただきます。
主な展示物
展覧会基本情報
開催期間 | 2019年5月8日(水)~6月9日(日) |
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開館時間 | 10:00~17:30(展示室の入室は17:00まで) |
休館日 | 毎週月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌日休館。) |
観覧料 |
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無料託児サービス | 日曜日・祝日のみ利用可 時間:午前10:30~15:30 対象年齢:乳・幼児(6ヶ月以上~小学校就学前) ※ベビーカーは、インフォメーションで無料貸出いたします。 |
イベント情報
展示解説 学芸員によるフロアレクチャー
当館学芸員が展示室で作品について解説します。
- 日時:
- 2019年05月19日(日)
展示解説 ギャラリーツアー(諸派興隆)
当館ボランティアが対話形式で展示室(第7室、ロダン館)の作品をご案内します(各回30分程度)。
- 日時:
- 2019年06月01日(土)
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このページについてのお問い合わせ
総務課 TEL. 054-263-5755
学芸課 TEL. 054-263-5857