忘れられた江戸絵画史の本流 —江戸狩野派の250年
- 終了
- 2021年05月22日(土)〜2021年06月27日(日)
概要
近年、江戸絵画人気は高く、さまざまな画家が紹介されていますが、江戸絵画史の本流を形成した江戸狩野派の画家は、最も活躍した数人を除いて、ほとんど知られていません。江戸狩野派は巨大な組織で、将軍家や大名の注文を受け、画壇の中心で活躍した主要な画家だけでも100人を優に超えます。本展では、個人コレクターの所蔵する江戸狩野派作品を選りすぐり、彼らの知られざる魅力をご紹介します。展示では、江戸狩野派の基本的なスタイルを築いた中心的な画家の作品だけでなく、民間画壇に接触し、江戸狩野派の画風に多様性をもたらした画家の作品にも注目し、江戸狩野派の幅広い展開をご覧いただきます。
主な展示物
展覧会基本情報
開催期間 | 2021年5月22日(土)~6月27日(日) 前期:5月22日(土)~6月6日(日) 後期:6月8日(火)~6月27日(日) |
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開館時間 | 10:00~17:30(展示室の入室は17:00まで) |
休館日 | 毎週月曜日 |
観覧料 |
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チケット販売所 | 前売り券は5月21日(金)まで販売 [前売・当日券]チケットぴあ、セブンイレブン(Pコード共通:685-559)、ローソンチケット、ミニストップ(Lコード共通:42192 )、セブンチケット、CNプレイガイド(ファミリーマート)、静岡県立美術館 [前売券のみ]大和文庫、戸田書店(江尻台店)、谷島屋(パルシェ店・マークイズ静岡店)、大丸松坂屋友の会、静岡県庁本館1階売店、静岡市美術館ミュージアムショップ、グランシップ、JR草薙駅前一部店舗 |
イベント情報
ワークショップ わくわくアトリエ 紙工作 ミニ屏風づくり
「忘れられた江戸絵画史の本流―江戸狩野派の250年」展では、国内最大級の江戸狩野派コレクションを公開いたします。その中で複数点の屏風の作品も展示されます。屏風は豪華な調度品として、将軍や大名に仕えた江戸狩野派作品の中でも人気アイテムでした。今回の講座では、まず展覧会にて作品をご覧いただきます。実際に作品を目の前にして、描かれているものの色や形、構図や筆の跡などをじっくりとみてみましょう。その後、実技室にて紙に筆ペンで着色したり、シールを貼ったりしてミニ屏風を制作していきます。本物の作品を鑑賞した後、描いたり貼ったりと手を動かすことを通じて、江戸狩野派の作品のような華やかな屏風の魅力に触れてみませんか。
- 日時:
- 2021年05月23日(日)
- 場所:
- 静岡県立美術館 実技室
その他 フロアレクチャー(忘れられた江戸絵画史の本流)
当館学芸員が展示室にて解説を行います。
- 日時:
- 2021年05月29日(土)
- 場所:
- 企画展第1展示室(あらかじめ整理券をお受け取りください)
講演会 特別講演会「江戸時代絵画の底流 ―江戸狩野の復権」
講師:並木誠士 氏(京都工芸繊維大学特定教授・美術工芸資料館館長)
- 日時:
- 2021年05月30日(日)
- 場所:
- 当館講堂(開場13:30)
美術講座 館長美術講座「江戸絵画の表と奥について」
講師:木下直之(当館館長)
- 日時:
- 2021年06月06日(日)
- 場所:
- 当館講堂
ワークショップ 倣古図に学ぶ ~模写・金箔貼り講座~
「江戸狩野派の古典学習」展に出品される様々な〈倣古図〉は、和漢の古典名画に倣って描かれた図で、江戸狩野派のスタイルの確立において重要な役割を果たしたと考えられています。〈倣古図〉は、描いた絵師やその時代によって、原画に忠実なものから、自己のスタイルにアレンジしたものまで様々あります。本講座では、展覧会を鑑賞後、動植物や風景が描かれた出品作品を中心に模写を行います。今回は特別に、豪華に純金箔の箔貼りを施した上から、墨や水干絵の具などの日本画材を用いて描きます。F3サイズの画面に描きますので、これから日本画を始めてみたい方の日本画入門としても、お勧めの講座です。
- 日時:
- 2021年06月12日(土)〜2021年06月13日(日)
- 場所:
- 静岡県立美術館・実技室
美術講座 巨大組織・江戸狩野派の厚みと広がりーその魅力の深層に迫る
講師:野田麻美(当館学芸員)
- 日時:
- 2021年06月13日(日)
- 場所:
- 当館講堂
その他 フロアレクチャー(忘れられた江戸絵画史の本流)
当館学芸員が展示室にて解説を行います。
- 日時:
- 2021年06月26日(土)
- 場所:
- 企画展第1展示室(あらかじめ整理券をお受け取りください)
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