現代作家 丹羽勝次さん 追悼

お知らせ
袋井市(旧三川村)出身で静岡在住の現代作家丹羽勝次さんが、2025(令和7)年11月30日に94歳で逝去されました。謹んでご冥福をお祈りします。

丹羽さんは、1956年静岡大学卒業後、静岡を拠点に作家活動を始め、美術評論家の石子順造との交流のなかで1966年に飯田昭二、鈴木慶則らと前衛グループ「幻触」を結成し、「トリックス・アンド・ヴィジョン」展への出品をはじめとして、1960年代末の日本の現代美術界の最前線で活動しました。

グループ解散後も、表現者として発表を続け、最近では丹羽勝次×丹羽菜々展「遠い空。近い空。」(東静岡アート&スポーツ/ヒロバ)で屋外展示を行うなどしました。

当館では、企画展「グループ「幻触」と石子順造 1966-1971〜時代を先駆けた冒険者たちの記録〜」(2014〔平成26〕年2月1日〜3月23日)を開催したほか、グループ「幻触」時代の作品2点を収蔵しています。

追悼の意を込めまして、2026年1月20日より、当館エントランスの名品コーナーにて《箱シリーズ '68》を展示いたします。

2014年、グループ『幻触』と石子順造」展看板前にて(写真提供:白井嘉尚氏)

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学芸課 054-263-5857

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