大塚 あや子 氏（刺繍家・本展出品作家）

１９５０年 福岡県生まれ。日本刺繍・欧風刺繍の刺繍家である母のもとで幼少の頃より刺繍に親しむ。２００５年に直接指導による刺繍スタジオ「Embrodery Studio Ecru」を開講。刺繍の普及、後進の育成に務める傍ら、企業の広告制作やテレビ出演、雑誌、著者本、監修本の書籍出版など、幅広い分野で活躍している。スタンプワークやシュヴァルム刺繍などの技法を日本に紹介したことでも知られている。伝統的な刺繍に新しい感覚を取り入れ、今を適確に表現するデザインに定評があり、幅広い世代に受け入れられている。最近では、英訳、仏訳などの海外翻訳本も出版され、２０１０年には米国ニューヨークで自身初の個展を開催。開催の記念イベントとしてメトロポリタン美術館にて講演を行った。日本では、２０１２年に東京国際フォーラムにて個展を開催。以後、不定期で展示会を開催している。２０１２年より日本麻紡績協会の理事を務めている。