「北井一夫と考える 2020年代のアーティスト像」

美術講座 「1968年 激動の時代の芸術」展関連講座 「北井一夫と考える 2020年代のアーティスト像」

北井一夫さんを講師に招き、表現者として生き抜く術について考える2日間の連続講座。 1960年代から現在まで、写真家として第一線で活動してきた北井一夫さん。近年は欧米での再評価も進み、戦後を代表する日本の写真家として確かな地位を築いています。北井さんは1960年代より、写真集『抵抗』を自費出版し、70年代には仲間とともに「のら社」を設立、自他の写真集を刊行するなど、プロデューサー的な視点を絶やすことなく、自らのキャリアを切り開いてきました。この講座では、カメラ雑誌の編集者やギャラリストをゲストに交え、表現者としてこれからの時代をいかに生き抜くか、その術について話し合います。 そもそも現代における写真の評価ってどうなってるの?自分の表現を世に問いたいのだが、どこに打って出ればいいのか…。など、表現者を志す人、写真、現代アート全般に関心のある人、ふるってご参加ください。

開催日 2019年03月09日(土) ~ 2019年03月10日(日)
時間 10:00~15:00
場所 静岡県立美術館 実技室
対象 高校生、一般
定員 各日15名
費用 「1968年 激動の時代の芸術」展観覧料(一般:1000円 70歳以上:500円 大学生以下無料)
申込み方法 日程により講座内容や募集要項が異なります。お申込みの際は各日のイベントページをご確認ください。

3月9日(土)

北井一夫×村上仁一「これからの写真家」

3月9日(土)10:00~15:00

写真家・北井一夫氏を講師に迎え、1960~70年代から現代までの写真を取り巻く状況の変化について、村上仁一氏を交えて考察する。

3月10日(日)

北井一夫×千葉由美子「アートマーケットとの付き合い方」

3月10日(日)10:00~15:00

2020年以降の目指すアーティストとしての生き方と、その夢を叶えるための戦略の立て方について、千葉由美子氏とともに熱く語り合う。

講師

北井一夫(写真家)

1944年 中国・旧満州鞍山市生まれ。
1965年 日本大学芸術学部を中退、写真集『抵抗』(未来社)を自費出版。
1971年『三里塚』(のら社)刊行。
1972年 日本写真協会新人賞受賞。
1976年 第1回木村伊兵衛賞を受賞、『村へ』(アサヒカメラ10月増刊)刊行。
以降、写真集刊行、展覧会開催多数。
2012年「いつか見た風景」展(東京都写真美術館)開催。
2013年 日本写真協会・作家賞を受賞。
2017年『写真家の記憶の抽斗』(日本カメラ社)刊行。

このページについてのお問い合わせ

静岡県立美術館
学芸課 TEL. 054-263-5857  

一覧へ戻る